【NO.8】
材質比較
SPF材 vs スーパーライト700
DIYでの正しい使い分け
はじめに
ウッドデッキDIYを考え始めると、
必ずぶつかるのが 「材料は何を使うべきか」 という問題です。
特に今回の構成では、
- 木材:SPF材
- 金属:スーパーライト700(単管パイプ)
という、性質がまったく異なる材料を併用しています。
この記事では、
- SPF材はどこまで使えるのか
- 単管パイプは何が得意なのか
- なぜ使い分けたのか
を、実際に両方を使い倒した経験 をもとに整理します。
【ここに写真】SPF材と単管パイプが並んで写っている写真
まず結論|比較対象ではなく「役割が違う」
最初に結論です。
SPF材とスーパーライト700は、優劣で比べる材料ではありません。
理由は単純で、
- 得意分野がまったく違う
- 想定されている使われ方が違う
からです。
無理にどちらか一方で完結させようとすると、
必ずどこかで歪みが出ます。
SPF材の特徴(実際に使って感じたこと)
SPF材とは
SPF材は、
- Spruce(トウヒ)
- Pine(マツ)
- Fir(モミ)
の総称で、
DIYでは最も身近な構造用木材です。
SPF材のメリット
実際に使って感じたメリットは、
- 軽い
- 安い
- 加工が楽
- 寸法が揃っている
- 手工具でも対応できる
DIYとの相性は非常に良いです。
床材・手摺・フェンスなど
人が触れる部分 では、
SPF材の扱いやすさは圧倒的でした。
SPF材のデメリット
一方で、デメリットも明確です。
- 屋外では腐る
- 水を吸う
- 反る
- 割れる
- 強度が経年で落ちる
特に、
- 地面に近い
- 構造材として使う
この2点では、
長期使用に不安が残ります。
【ここに写真】SPF材の床・手摺部分アップ
スーパーライト700(単管)の特徴
単管パイプとは
スーパーライト700は、
- 建設現場の仮設足場
- 単管構造物
で使われる、
規格化された鋼管 です。
スーパーライト700のメリット
実際に使って感じたメリットは、
- 圧倒的に強い
- 腐らない
- 反らない
- 性能が変わらない
- 強度が計算できる
特に、
- 柱
- 大引
- 梁
- 垂木
といった
構造の根幹部分 では、
安心感が段違いです。
スーパーライト700のデメリット
もちろん欠点もあります。
- 重い
- 加工が大変
- 冷たい
- 見た目が無骨
- 切断がつらい
床材や手摺として使うと、
「使いにくいデッキ」
になりやすいです。
【ここに写真】単管パイプ骨組みアップ(梁・柱)
DIYでの正しい使い分け
このウッドデッキでの結論は、
次の通りです。
スーパーライト700を使う場所
- 柱
- 床束
- 大引
- 梁
- 垂木
👉 荷重を受ける・構造を支える部分
SPF材を使う場所
- 床材
- 手摺
- フェンス
- 母屋(屋根下地)
👉 人が触れる・交換可能な部分
なぜ「木だけ」「単管だけ」にしなかったのか
- 木だけ → 長期耐久が不安
- 単管だけ → 使いにくく、冷たい
どちらも極端です。
DIYでは、
- 強度
- 施工性
- 触感
- 将来の補修
すべてを満たす必要があります。
だからこそ、
材料を混ぜる設計 が有効でした。
強度計算の意味(材料選択の裏付け)
単管を使う理由は、
「なんとなく強そう」ではありません。
- 曲げ
- たわみ
- 座屈
を簡易計算し、
- SPFでは厳しい
- 単管なら余裕がある
と判断した結果です。
材料選択は、
設計の結果 であって
感覚の結果ではない
という点が重要です。
【ここに写真】設計時の検討図・計算メモ
DIY目線での結論
SPF材とスーパーライト700は、
- どちらが上か
- どちらが正解か
ではなく、
- どこに使うか
- どう組み合わせるか
がすべてです。
この考え方ができると、
DIYの自由度と安全性が一気に上がります。
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次回は、
- なぜ屋根を付けたのか
- 積雪をどう考えたか
- 単管×木材でどう構成したか
を詳しく解説します。
では、今日はこの辺で。
(^^)/~~~
