【NO.6】
床構造の考え方
柱・大引・根太をどう設計したか
はじめに
ウッドデッキの「安心感」は、
床構造でほぼ決まる と言っても過言ではありません。
- フワフワする
- ミシミシ鳴る
- たわみが気になる
これらはすべて、
床構造の考え方不足 が原因です。
この記事では、
- 柱・大引・根太の役割分担
- なぜこの構成にしたのか
- DIYでも再現できる設計思考
を、実体験ベースで解説します。
【ここに写真】柱・大引・根太が分かる構造全体写真
床構造は「役割分担」で考える
まず前提として、
床構造は 一発で強くしようとしない ことが重要です。
このウッドデッキでは、
以下のように役割を分けています。
- 柱:鉛直荷重を地面へ伝える
- 大引:荷重を分散する横架材
- 根太:床材を支持する下地
それぞれに
やるべき仕事だけをさせる
という考え方です。
柱の考え方|「支える」ことに専念させる
柱は、
床全体を地面に伝える 最重要部材 です。
このデッキでは、
- 単管パイプ(スーパーライト700)
- ジャッキベース併用
を採用しました。
理由はシンプルで、
- 圧縮に強い
- 腐らない
- 交換できる
からです。
木材柱は雰囲気は良いですが、
地面に近い部分の腐朽リスク が高い。
長期使用を考え、
柱は迷わず単管にしました。
【ここに写真】ジャッキベース+柱の足元写真
大引の考え方|「荷重を逃がす」部材
大引は、
柱と根太の 中間管理職 です。
ここで重要なのは、
大引は「強くする」より
「数で分散する」
という発想です。
このウッドデッキでは、
- 単管パイプを大引に使用
- ピッチを細かめに設定
しています。
1本を太くするより、
複数本で受けた方が、
- たわみが減る
- 局所破壊を防げる
- DIY施工が楽
というメリットがあります。
根太の考え方|床材のための存在
根太は、
床材を気持ちよく使うための部材 です。
このデッキでは、
- 単管パイプを根太に使用
- ピッチはやや過剰気味
にしています。
「ちょっと多くない?」
と思うくらいでちょうどいい。
理由は、
- 床の剛性感が一気に上がる
- 床材の割れ・反りを抑えられる
- 犬・子どもが走っても安心
DIYでは、
剛性は正義 です。
【ここに写真】根太が並んだ状態の床下写真
木材だけで組まなかった理由
よくある疑問です。
「全部木で作った方が楽では?」
答えは
短期ならYES、長期ならNO です。
屋外では、
- 水
- 紫外線
- 温度変化
が常に木材を攻撃します。
一方、単管パイプは、
- 腐らない
- 性能が変わらない
- 点検・交換しやすい
骨格を金属、肌を木
という考え方が、
このウッドデッキの基本思想です。
強度計算は「安心材料」
DIY父さんは、
柱・大引・根太すべてで
簡易的な強度計算 を行っています。
ただし目的は、
- 数字で安心する
- 危険な設計を排除する
ためであって、
設計士レベルの精度 を目指していません。
DIYでは、
「これなら大丈夫」
を理屈で説明できるか
が重要です。
【ここに写真】計算メモ・数値を書いた紙やノート
床構造で意識した3つのポイント
まとめると、
意識したのはこの3点です。
- 役割を分ける
- 荷重を分散する
- 劣化しにくい部材を使う
この考え方があれば、
サイズが変わっても
応用が効きます。
結論|床構造は「考えた時間」が効いてくる
床構造は、
完成後に見えなくなります。
しかし、
- 使いやすさ
- 安心感
- 長持ち
は、すべてここで決まります。
DIYで床を作るなら、
作業時間より設計時間を多く取る
これが最大のコツです。
次の記事へ
次回は、
- 木材だけは本当にダメ?
- 単管のメリット・デメリット
- DIY目線での最適解
を掘り下げます。
では、今日はこの辺で。
(^^)/~~~
