【NO.11】施工工程まとめ
構造から床・屋根までの現実的な組み立て順
はじめに
ウッドデッキDIYで多い失敗のひとつが、
「作業順を間違えて、やり直しになる」
というケースです。
特に、
- 1人作業
- 大型サイズ
- 屋根付き
という条件では、
工程順=安全性・効率・完成度 に直結します。
この記事では、
- 実際に行った施工順
- 先にやって良かったこと
- 後回しにして正解だったこと
を、時系列で整理 します。
【ここに写真】施工途中の全体俯瞰(骨組みが立ち始めた状態)
全体の施工工程(結論)
先に結論です。
施工工程は、以下の順が最も安定しました。
- 基礎・防草・下地処理
- 柱・床束・大引の組付け
- 根太の組付け
- 梁・桁・垂木の組付け
- 母屋の組付け
- 屋根材の施工
- 床材の施工
- フェンス・階段・手摺
「上から作らない」「仕上げを急がない」
これが大きなポイントです。
① 基礎・下地がすべての前提
基礎・防草・砕石については
NO.10で詳しく解説しました。
ここで重要なのは、
- この時点では「完成」を目指さない
- 正確さより再調整できること
です。
この段階で完璧を狙うと、
後工程でズレたときに詰みます。
② 柱・床束・大引の組付け
次に行うのが、
全体の水平・垂直を決める工程 です。
- 柱を立てる
- ジャッキベースで高さ調整
- 大引を仮固定
この時点では、
- クランプは本締めしない
- 微調整前提で組む
が正解です。
【ここに写真】柱・床束・大引を仮組みした状態
③ 根太は「早め」に組む
根太は、
床を支えるだけでなく、
- 剛性を上げる
- 作業足場になる
という役割があります。
この段階で根太を組んでおくと、
- 以降の作業が安全
- 体を預けられる
ため、作業効率が一気に上がります。
④ 梁・桁・垂木で立体化する
ここで初めて、
構造が「立体」になります。
- 梁(軒桁)
- 垂木
を組むことで、
- 全体の歪みが見える
- 剛性の弱点が分かる
ようになります。
この段階で、
- ブレス追加
- クランプ位置調整
を行うのがベストです。
【ここに写真】梁・桁・垂木が組み上がった状態
⑤ 母屋は屋根材ピッチ前提で
母屋は、
- 構造材
- 屋根下地
を兼ねます。
ここで重要なのは、
屋根材の固定ピッチを先に決めておくこと
です。
今回は、
- ポリカーボネート波板
- 固定ピッチ制約あり
だったため、
母屋位置は完全に逆算しています。
⑥ 屋根材は「床より先」
これは非常に重要です。
なぜ屋根を先に作るのか
- 雨天でも作業できる
- 材料を濡らさずに済む
- 床材が汚れない
特に、
- SPF材
- 防腐処理前
の床材は、
雨に濡らさない方が圧倒的に良い です。
【ここに写真】屋根材施工中の様子
⑦ 床材は最後の大仕事
床材は、
- 加工量が多い
- 精度が要求される
- 見た目に直結する
ため、
構造が完全に固まってから 行います。
この段階では、
- 柱・クランプとの干渉
- 雨戸・外壁との取り合い
を現物合わせで処理しています。
⑧ フェンス・階段・手摺は仕上げ工程
最後に行うのが、
- 目隠しフェンス
- 階段
- 手摺
です。
これらは、
- 使いながら位置調整できる
- 後付け・変更が前提
の部材なので、
最後に回すのが正解 です。
【ここに写真】床・フェンスまで完成した状態
1人DIYで意識したポイント
1人作業だからこそ、
- 重いものは先に固定しない
- 常に「逃げ」を残す
- 仮組みを多用する
ことを意識しました。
「今日はここまで」で止められる構成が、
結果的に安全で長続きします。
この記事のまとめ
- 工程順は安全性そのもの
- 構造 → 屋根 → 床 → 仕上げ が基本
- 仮組み前提で進める
- 完成を急がない
この順番で進めれば、
大型・屋根付きウッドデッキでも
DIYで十分成立 します。
次の記事へ
これで 施工編の全体像 は揃いました。
次は最終回、
- 実際の使い勝手
- 6年以上使って分かったこと
- やって良かった/やらなくてよかった判断
をまとめます。
では、今日はこの辺で。
(^^)/~~~
